旅で見えた「サバイブ」という目標

全く私的な、趣味で行った旅行で、「サバイブ」(生き残る)という目標が見えた。

 

「市場内での生き残り競争」という意味ではない。

「自然環境に対して」という意味である。

そこには、その部分集合として、「人間社会の中で」という意味合いなら含まれるかもしれない。

 

行った先の「海」で、「海人」の生き方を意識したことが一つ。

もう一つは、その街=港湾・造船都市が、「戦後日本」という「消費社会・経済」の「過去」を体現していた。

そこで、「環境資源の限界に、如何に対するのか」という問いそのものを突き付けられたのだ。

 

「政治」や「社会」について考えるときに、「いかに生き残るか」というのは、実は意識したことがなかった。

「社会の豊かさ」が大前提にあったからだ。

が、今の(生活環境としての)地球環境は、既にそうではない。

既に、資源において、気候変動・自然災害において、大小のリスクが顕在化している。

それを、戦争という世界分断が、更に加速・助長させている。

身の回りにおいて、リスクが表面化した際に、どのように振舞いたい・振舞うべきなのか。

それを考えられる・準備できるのは、まだ若干の「余裕」がある証である。

 

既に現実化している諸リスクに対し、どう対処するか。

その切実な、しかし今まで意識してこなかった問いを、「ジブンゴト」として、スタート地点に設定したい。